信長の野望・武将風雲録

『信長の野望・武将風雲録』は、1990年12月に光栄から発売された歴史シミュレーションゲーム。「信長の野望シリーズ」の第4作。
「風雲録」とも略される。音楽は菅野よう子が担当。本作では「文化と技術」がテーマとなっており、史実で織田信長が戦略的に利用していた茶の湯や鉄砲・鉄甲船に関する要素が強調されている。
PC-98用が発売された後、さまざまなパソコン機種や家庭用ゲーム機などに移植された。特に8ビット機パソコン向けとしてはシリーズ最終作となった。
機種により違いはあるが、最大8人までの対戦プレイが可能になっている。日本全国全ての国を領有下に収め、全国統一を目的とする。

前作の『戦国群雄伝』との比較では、前作に存在しなかった九州・東北が加わった。歴史上の事件を再現するなどのイベント種類も増えた。また音楽面でも一部の大名に専用テーマが用意されるなど前作以上に充実している。武将の顔グラフィックについては前作同様機種によっては異なっている。

前作同様にコマンド実行数には行動力制を採用しているが、武将ごとに行動力が設定されていた前作とは異なり、国ごとに行動力が設定されている。行動力は毎月補充されるが、その量は城主の政治力と同じ値である。このため城主の人選は重要である。また、この変更により、前作では戦闘力が高くても政治力の低い武将は行動力がなかなか貯まらないため移動すらままならず、使えない印象が強かったが、今作では政治力の低い武将も使いやすくなっている。

本作では戦闘が野戦と籠城戦に分かれ、攻められた大名が戦闘開始時にどちらの戦場で戦うか選択する。籠城戦に限り守備側は他大名に援軍を要請できる(攻撃側は野戦でも籠城戦でも他大名と連合軍で攻めることができる)ほか、野戦では夜のターンに夜襲ができること、籠城戦は兵糧が多く必要(野戦は7日間だが籠城戦は30日間)であること、守備側が鉄砲を多く持っている場合の籠城戦は攻撃側にとって著しく不利であることなどから、攻撃する際には野戦になるか籠城戦になるかの駆け引きが要求されるようになった。

またシリーズで初めて海戦が導入され、海戦で圧倒的な力を発揮する鉄甲船も本作より登場するようになった。


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